3月に台湾と韓国で開催される展示会に出展

2006年2月27日



 日精樹脂工業株式会社は、アジア市場における射出成形機の拡販を目的に、3月に開催される「TAIPEI PLAS 2006」、「Koplas 2006」の2展示会に出展します。

 日精では、今回の台湾と韓国の展示会において、最新鋭の電気式とハイブリッド式の成形機を初公開することで、両成形機の優位性をアピールし、現在、活況なコネクター、自動車部品、IT関連業種への拡販を図るものであります。

 日精が出展する展示会と出展機種は次の通りです。

◎「TAIPEI PLAS 2006」
 3月23日から27日まで台北市の台北世界貿易センターで開催
 出展機は、型締力294kN(30トン)の電気式高性能射出成形機ELJECT「NEX30」と型締力405kN(41トン)のハイブリッド式小型精密射出成形機ECOJECT「PNX40」の2機種。
 会場では、「NEX30」が精密成形をテーマにギアの8個取り成形、「PNX40」が究極の省エネとハイレスポンスの実現をテーマに、レンズ4個取り成形を、それぞれ実演します。

◎「Koplas 2006」
 3月29日から4月2日までソウル市の韓国国際展示場で開催
 出展機は、型締力490kN(50トン)の電気式高性能射出成形機ELJECT「NEX50」と型締力405kN(41トン)のハイブリッド式小型精密射出成形機ECOJECT「PNX40」の2機種。
 会場では、「NEX50」がインライン射出機構の常識を打ち破る精密安定成形の追求をテーマに、高精度計量技術を用いてスパイラルフロー(試験片)の連続安定成形、「PNX40」が究極の省エネとハイレスポンスの実現をテーマに、薄型導光板の成形を、それぞれ実演します。

●出展機種の概要
電気式高性能射出成形機ELJECT「NEXシリーズ」
 本シリーズは、昨年9月に従来の主力機種の電気式射出成形機「NEXシリーズ」をモデルチェンジして精密安定性と高速性の機能アップを図った新モデルで、型締力147kN(15トン)から4510kN(460トン)までの10タイプがあります。

 本シリーズの機能アップは、(1)型締力自動補正機能の搭載、(2)射出速度の高速化・高応答化、(3)専用コントローラTACTのバージョンアップなどです。

 型締力自動補正機能は、「直圧的トグル機構」を実現するために開発したもので、永年、日精がこだわってきた直圧式型締機構に関する技術蓄積を有効活用し、トグル式型締機構を直圧式型締と同じ感覚で使用できる機能です。

 本機能は、トグル式型締のデメリットを解消し、成形機の自動運転や連続運転中に金型などの温度上昇によって、変化した型締力を自動的に補正し、また、自動運転中でも型締力を変更可能な機能です。

 本機能の特長は、(1)成形中や成形条件出しの最中に、直圧式型締と同じ感覚で型締力の変更が可能です。(2)タイバーシャフト温度が恒温になる前から量産に移行でき、成形品の歩留まりが改善されます。(3)過剰な型締力設定が不要ですので、金型の初期精度を長期に維持できます。(4)金型保護機能(低圧型締)が大幅にアップし、超薄物異物検出が可能です。

 本機能を搭載することで、ハイサイクルや精密成形に適した本成形機の型締機構「フラットクランプ」の性能が一段と向上しました。

 射出速度の高速化・高応答化は、ハイサイクル・精密安定成形と共に、薄肉製品の成形を可能にするため、駆動源として低イナーシャ(慣性)サーボモータを搭載(当面は、型締力30トンから110トンの成形機)し、射出速度の高速化と高応答射出立ち上がり時間を実現しました。
 射出速度は型締力50トンの成形機で500mm/秒と従来機(330mm/秒)に比べて、約1.5倍速くなり、これに伴い、射出立ち上がり時間も約2.7倍応答性が向上しました。この結果、薄肉成形品の高品質かつ安定成形が可能となります。

 専用コントローラTACTのバージョンアップは、成形機の機能アップと 操作性向上を目的に、(1)射出充填補正動作や精密計量制御、(2)高感度金型保護機能の設定の簡素化などのソフトを追加しました。

ハイブリッド式小型精密射出成形機ECOJECT「PNXシリーズ」
 本シリーズは、昨年9月から発売を開始した電気式成形機と同等の省エネ(省電力)効果を発揮する新発想のハイブリッドタイプで型締力405kN(40トン)と641kN(60トン)の2タイプがあります。

 本シリーズの最大の特長は、成形機の駆動源にサーボモータ駆動技術と油圧駆動技術を組み合わせた新開発のXポンプシステムを採用したハイブリッド化で、電気式と同等の画期的な省エネ効果(当社の油圧機と比較して約40%削減)を実現しました。

 本シリーズは、「究極の省エネ」という大きな特長のほかに、油圧式と電気式の長所を兼ね備えた数々の特長を有しています。
 1. 低騒音:サーボモータ駆動により電気式とほぼ同等。
 2. 広域な射出速度:射出速度は、1mm/秒の極低速から300mm/秒の高速までのワイドレンジで、射出立ち上がり時間も0.05秒と高応答です。
 3. 射出保圧制御:高い射出保圧力を2分以上の長時間保持できるため、レンズなどの厚肉製品の成形にも威力を発揮します。
 4. 作動油量の低減:エネルギーロスが少ないため、従来の油圧機に比べて約55%油量を低減。
 5. 作動油用冷却水がほとんど不要です。
 6. 電気式よりも低価格です。

 また、型締機構は、新フラットクランプ直圧型締方式を採用しています。
 主な特長は、(1)正確な型締力をより均一に金型へ伝達。(2)低(適正)型締力の設定が容易であり、省エネ・成形機や金型の長寿命化・ガス逃げやショートなどの不良対策に有効。(3)型締機構の長期的な平行度維持。(4)型厚の大きな金型(深物成形、ホットランナ、スリープレート)に有効。(5)多種少量生産における金型交換の段取り時間の短縮。

 専用コントローラTACTは、12.1インチカラー液晶画面を使用したマン・マシン・インターフェイスで、オペレーターの身長に合わせて画面角度が 変えられるチルト機構付です。


▲PNX40-5A

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